『演奏能力開発エクササイズ アコースティック・ギター』を終えてしまった。なので次の教則本をと思ったのだが、いったいどの本がいいのかわからない。なので簡単に調べて、適当に目星をつけて、楽器店の楽譜教則本コーナーにいってみた。
教則本を選ぶにあたって、いったい自分はなにを習得したいのか、それを考えてみた。特にソロ・ギターをやりたいわけではない。私はそもそも歌の伴奏をやりたくてギターをはじめたのだから、バッキングだな。けれど、イントロなど、少しくらいはメロディもまじえて弾けるようになったほうがいいんじゃないか。なので、このあたりかなというのをいくつかピックアップしてみた。
『アコギでブルース』は、もしかしたら比較的初心者向けな内容かも知れない。というのは、コラムに「ギターのパーツの名称と役割」や「チューニングのやり方」なんてのがあるからで、しかしブルースをきちんと習ったことのない私は、それこそ初心者みたいなものだろう。『究極のアコギ練習帳』は、目次を見るかぎり、かなりよさそうに感じる。多様なジャンル、多様な奏法に触れることができそうだ。また、ソロ・ギターの練習もあるようで、だからバッキングを中心に、それからソロ・ギターもと考えている私にはよさそうに思える。そして、『演奏能力開発エクササイズ』。これは、教則本ではなく教則DVDといったほうがよいようなものだ。これは、昨日終えたものと同じ人が講師。それはいいのだが、どうも内容の半分は、昨日終えた教本と同じようで、だからこれはちょっとよくないかも知れない。そのように思って、本命は『究極のアコギ練習帳』と決まった。
しかし、うまくはいかんもんだね。楽器店にはそのどれもなかったんだ。とりあえず棚にある教本をいろいろ見て、それで『究極のアコギ練習帳 テクニック強化編』、これを買うかどうかで迷うこととなった。
目当ての本の続編だ。私は変に律儀で、こういうのは一冊目からやらないといけないような気になるのだが、しかし内容を見るかぎり、これからはじめても特に問題はなさそうだ。しかし、気分の問題でもある。これがもしより上級向けの内容なら、あとで戻るようなのはいやだ。けれど、別に戻る必要もないし、仮に戻るのだとしても、基礎はなんどやってもよいものだろう。などなどいろいろ考えたあげく、思いきって、これを買うことにしたのだった。
内容は、フィンガーピッキングあり、フラットピッキングあり。多様なジャンル、多様な奏法を扱っているのは、これも同じであるようだ。フラットピッキングは、ほとんどやってこなかったので、もしかしたらこの本は、私の手に余るかも知れない。しかしそれでも、少しずつ続けていけたら、苦手と思っていたピックも使えるようになるかも知れない。などなど、少し期待を持ってやってみよう、そんな気持ちになっている。