演奏能力エクササイズ、一冊終わり

 私のはじめてのギター教則本、それは『ホセ・ルイス・ゴンサレス ギター・テクニック・ノート』だったっけか。ええと、そっちじゃなくて、もう一冊の方、『演奏能力開発エクササイズ アコースティック・ギター』を最後まで終えた。買ったのはいつごろなんだろう。おそらくは2003年なんだろうと思うが、それから6年かけて、ようやくこの一冊を終了した。

 最初のころは、ギター持って間がなかったものだから、普通のアルペジオにさえてこずっていたものだが、だんだんに基礎ができてきて、比較的楽に先に進めるようになってきた。しかし、それでも一冊終えるのに6年はかかりすぎだろう。と、ここでいいわけをするとすれば、この本の最終章「PART6 ドロップDチューニング・エクササイズ」をずっと残してきていたのだ。PART5までは、数年前に終わらせていた。ただ、どうもドロップDに挑戦するのに気後れしてしまっていて、それで今日までかかった。なぜドロップDにとりかからなかったのか、それはわからない。標準のチューニングに慣れないうちに、変則、というほどでもないけれど、他のチューニングに触れたくなかったのかも知れない。しかし、今日、ドロップDの章にとりかかって、そして終えることができた。

 ドロップDの章は、それほど難しくなく、多少ひっかかりはしたものの、特に問題になるほどのことはなく、一通り弾けるようになった。これで一冊の終わり。なので、頭に戻って、時間の許すかぎり、フレーズをさらっていったのだが、序盤の苦労したところほど、楽に弾けるようになるというのはたいしたもので、もう何年も弾いていなかったようなフレーズでも、ちゃんと覚えているんだね。感心した。とにかく、繰り返し弾いたもの、練習したもの、それが身についていくのだろう、そうしたことを改めて実感した。

 とりあえず一冊終わった。ホセ・ルイス・ゴンサレスはまだ途中だ。ただ、こればかりでもつまらない。だから、近々にもう一冊、手頃なアコースティック・ギターの教本を探そうと思う。はたしてなにがいいだろうか。それを考えるのもまた楽しいことだと思う。


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公開日:2009.07.12
最終更新日:2009.07.12
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