D. カスタム S 定点観測:三十五ヶ月目

 今週先週あたり、少しバタバタしたものだからギターを弾く時間が少なく、ともない弦の交換頻度も下がるなど、少し入れ込みの度合いが落ち気味だ。それでも弾くときにはしっかりと弾くように心がけていて、強めのタッチで、低音から高音までを鳴らそうと意識するようにしている。

しっかりと弾けば応えてくれる

 そうして意識をして弾くようになると、気付くことがある。それは、楽器が応えてくれるということだ。弾かないでいると楽器は鳴りが衰えるものだが、それでも弾いているうちに鳴るようになってくる。さらに加えて弾いていくと、楽器全体に振動がまわるといったらいいものか、弦まわり、表板まわりだけでなく、全体が鳴っていると感じられるようになる。現在、弦を替えないまま一月以上が経過しているのだが、それでも問題がないかのようで、だから本当はここらで弦を替えてやるといいのだろう、きっとかなり印象が違ってくるのではないかと思う。

 ところで、アストリアスのギターはマーチンに比べると低音の響きが乏しいという評価をする人があって、残念ながら私はマーチンを弾いたことがないのではっきりとしたことはわからないのだが、D. カスタムを弾いている感触からいうと、その意見はきっと妥当だろうと思う。D. カスタムで第6弦を弾いてみても、低音がばんと前に出ていくようには感じないからだ。むしろタイトな印象があって、だから低音の響きに重きを置く人には、アストリアスは向かないのかも知れない。


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公開日:2007.10.19
最終更新日:2007.10.19
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