今月もまた弾く時間を多くとれず、どうも疲れている模様。夏の暑さ、残暑はなお厳しく、職場にいけば馬鹿みたいに冷房をかけている。こうした悪環境の中、これまでなんとか踏みこたえてきたけれど、そろそろもうきついようだ。と、のっけからギターに関係のない話で申し訳ない。けど、まったく弾いてないわけじゃないので、今月も定点観測いってみよう。
フラメンコギターを習いにいっているのだが、そこで得たものがドレッドノートを弾くにあたってもうまく作用していると感じられるのだ。具体的にいうと、フラメンコギターにはアルサプーアという技法があるのだが、これはどういうものかというと、親指によるストロークと考えておいていいと思う。すべての弦を親指一本でダウン、アップとストロークする。しかし、これが結構難しく、腕を使わず指で弾くというところが重要だから、とにかく親指が弱いと話にならない。逆にいうと、この練習をしていると親指が強くなるということだ。
ドレッドノート弾くときに、アルサプーアをしているわけではないけれど、低音を弾く際に、間違いなく音が違ってきているとわかる。不思議なもので、低音がしっかりと出ると、親指以外で弾く中音、高音にも影響がある。実際に音が変わってるのかどうかは知らない。そう感じているだけと考えるのが妥当だろうけれど、楽器全体の鳴りが変わったと感じられる。やはり、楽器を弾く際には、ある程度以上のエネルギーを注いでやる必要があるのだな。
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