シリーズ iBook G4 ららら

フィルタをすり抜けるSPAMが増加

 iBook G4を購入し、私のメール環境はMail.appに移行しました。そして移行から1年と9ヶ月が経過した時点で、迷惑メールフィルタを本格稼働。2005年8月当時で一日あたり約五十件の迷惑メールを受けていたのが、その後さらに増加、現在では百件を軽く超えるSPAMを処分しています。けれど、基本的に迷惑メールは迷惑メールフォルダに押し込まれるから、入り用のメールが迷惑メールに埋もれて読むに読めないという最悪の事態は避けられて、迷惑メールフィルタ万歳だな、と思っていたのはほんの半年ほどだったのではないでしょうか。その後、迷惑メールフィルタをすり抜ける迷惑メールが増加したため、現在私のメインのメールボックスは破綻寸前です。だいたい一日に三四十件の迷惑メールがメインのボックスに紛れるため、私は特別なメールアカウントを作成し、大切なメールはすべてそこに送られるようにしました。現在はそのメールをフィルタリングし、専用のボックスに振り分けられるようにしています。こうして、本当に必要な情報が埋もれて消えないようにして、結果私のメインのボックスは、SPAMとそれほど大切ではないダイレクトメールに占領されることとなりました。最悪です。はっきりいって、今の私のメール環境は破綻寸前といっていいのではないかと思います。

 SPAMにせよウィルス、ワームの類にせよ、こうした技術はイタチごっこであるのだなと痛感します。当初SPAMに対し絶大な威力を誇ったベイジアンフィルタですが、その後ベイジアンフィルタの裏をかくようなやり方が見つけられ、例えば文字情報をまったく含めず、画像のみで送り付けられるSPAM。こうしたものが増大しています。出始めは海外からのSPAMばかりだったのに、今では日本語サブジェクトのベイジアンフィルタ対策済みSPAMも届くようになって、本当にやり切れない。メールを見るのが億劫であるし、もし家をあけるかなmかして、メールを開かなかったらどうなるんだろう。考えるまでもなくおそろしい事態が予想されて、本当に憂鬱になる。一時期はSPAMに対抗しようと無駄な努力もしましたが、結局は半ばであきらめました。今後、クライアントサイドでSPAMに対抗しようというなら、人工知能でも搭載されねば無理なのではないか。そんなように思うほどにSPAMに対し私は無力です。

 数年前から、SPAMに対する対策がさまざまに研究されていると聞いていますが、早くそれが実用化されるようになって欲しいものだと思います。SPAMが社会問題化してから久しいですが、今はあまりにもやられ放題といった印象で、将来こうした状況が遠い昔の笑い話みたいになってることを本当に期待したいです。


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公開日:2006.08.07
最終更新日:2006.08.09
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