どうしたらうまく弦を結べるんだろう

 まずはこの写真を見て欲しい。

 ギターのブリッジ、そこに結びつけられた弦だが、注意して欲しいのは第6弦とそれ以外の結び方の違いだ。第6弦は、ゆったりと輪になっているが、第5弦、第4弦はというとブリッジ上でクロスしてしまっている。このクロスしているのが私の巻いたもの、この輪になっているのが、最初に張ってあったもの。つまりビルダーによって張られた弦だ。

 これがクロスしているから、すなわち悪いということはないのだろうが、なにしろ私はかたちから入るタイプの人間だ。我慢できないのだね。最初に張られている、すなわちそれが正しいやり方。対して私のクロスしたもの、これは悪いやり方。だからなんとかしたいわけさ。しかし、いったいどのようにして張ったらいいものだろう。

 最初にゆったりと輪になるように結わえても、巻き上げることで弦はきつく締め上げられる。それがクロスする原因と見て私は、巻き上げる際に結び目を指で押さえてみた。こうすると、結び目がきつくなるよりもはやく、弦の引っ張り圧がブリッジに弦を押さえつけて、確かにクロスはしなくなった。しかし、はたしてそれが正しいやり方かどうか。

 なんて迷っているうちに、数弾いて、弦替えを多く経験するほうがずっといいのだと思う。スチール弦は慣れたけれど、ナイロン弦はまだまだ慣れない。とにかく数をこなすべきなんだろう、とはいうけれど、切れるまで弦を替えないからなあ。


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公開日:2008.10.15
最終更新日:2008.10.15
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