練習時間

 このところ、練習時間が落ちている。平日は仕方がない。仕方がないといっても、以前は2時間3時間弾いていたところが、1時間程しか弾けていない。悪いのは休日だ。以前は7時間8時間と弾いていた、いや間に休憩をはさむから実質は6時間くらいだろう。ところが最近は多くて3時間から4時間程度しか弾いていない。ひどくなると2時間ほど。これでは基礎練習さえもままならないではないか。駄目だ。本当に駄目だ

私の友達は

 私の友達は一日どれくらい弾いているのだろう。以前、本当に忙しいときは1時間しか弾けないといっていた。しかしこの夏は一日6時間弾いたらしい。タレガを40作品ほど練習しているそうなのだが、進歩があったとのことだ。

 友人はもう50歳を目前としていて、けど21歳で一等賞をとってるらしいから全然基礎というか出発点というかが違っているんだけど、それでも研鑽を積めば人は進歩する。ああ自分も頑張らないといけない。自分は友人よりもずっと低い位置にいるので、これからの伸び率を考えると私のほうが絶対高い。といっても私の場合、彼の21歳時点にたどり着く前に、人生が終わっちまいそうであれなんだけれども。

 私は遅くからギターをはじめて、少しでもうまくなりたいとは考えているものの、子供時分から弾いている人間に敵うほどになるとはちっとも思っていない。けれどうまくなりたい。私にとってギターとは、これからどれだけ進歩できるかという一種の賭けなのだ。時間は――一日に自由になる時間も、残された時間も――充分ではないが、その限られたなかでどれだけギターに迫っていくことができるか。できればそのことだけを考えて生きたいと思っている。

夏の終わり

 練習量の低下は体力に関係している。この夏は暑く、なにもせずとも体力をむしばむほどだった。夜充分に眠れず、休みの日は遅くまで寝て、その上昼寝までした。それでもしんどかった。

 だが夏が終わり、ようやく過ごしやすい季節がやって来て、このときにこそ遅れを、足りなかった部分を取り戻すべきだ。少しでも、ほんの一歩、わずかでも進むことができるか。だから私はもっと切実に、もっと必死にならんといかんのだなあ。


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公開日:2004.09.04
最終更新日:2004.09.04
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