ついこないだ出た漫画『ちゃりこちんぷい』を読んでその気になって、スライドギターもいいなあ、ちょっとやってみたくなって、新しいスライドバーを欲しくなった。いや、本当に欲しいのはリゾネーターギターだったんだが、ちょっと買える気がしない。だから、スライドバーだけでも新調しよう、そんな気になったわけだ。
さて、スライドバー、これ、スライドバーとして売られているものを買ってもいいのだけど、そうじゃなく、もともとのブルースマンがやっていたように、身近なものを使って弾くっていうの、そういうのやりたいなあ。てなわけで、買ったの、これだ!
いやさ、葛根湯の瓶がちょうどいいんだよ、みたいな話を聞いたことがあったので、ちょっと試してみよう。薬局にいって、パッケージの絵を頼りに、広口のボトルはないかと、その一点で選ぶ。いや、薬の選び方としては非常に間違っていることはわかってる。けれど、まあ、薬としても使うんだけど、重要なのは瓶だ。
というわけで、瓶。
そう、これこれ。こいつを小指に装着してスライド奏法練習しようというわけだ。ちょっと頑張ってみようかなという気持ちにもなるよな。
指が、指がはいらないよ!
も、もう、頑張れない……。
冗談はさて置き、まさか指がはいらないくらい口が細いとは予想もしなかった。いや、充分予想はしたんだけど、ああ、やっぱり無理だったかあ。しかたない、普通に飲んで風邪を治すか。
以前から持っているメディシンジャータイプのスライドと較べるとこんな感じ。
葛根湯の30ml瓶の方が背が高く、だから、もしかしたら口の部分を切り落とし、やすりかなんかで少し広げてやれば、充分に使えるものになりそうだ。しかし問題はあって、そこまでしてこれをスライドバーとして使う必要があるのか? それこそ、もう持ってるのがあるのだから、それを使えばいいじゃないか。いや、本当にそう思う。
とりあえず、スライドバーを指につけるとこんな感じ。
やっぱり、しっかり指をいれられないと困るよな。