以前、どんなチューナーがいいですかと聞かれたので、クリップ式が便利かなと答えたのだが、実は別に気になるものがある。それはストロボチューナー、それもピック大のチューナーだ。
名前はS.O.S Tuner。Planet Wavesの製品で、S.O.Sっていうのは、Strobe-On-Stringの略である模様。振動している弦にストロボ光を照射して、その光のちらつきでもってチューニングをする。ちらちらしている時は、チューニングがあってない。ちらつきがおさまったらチューニングは完了。とまあ、そういった仕組み。ピック大であるのにも意味があって、これをピックがわりにして弦をはじく。とにかく面白そうなチューナーだ。
残念なところがあるとしたら、それはスタンダードチューニングにしか対応しないところ。いや、しかし普段スタンダードチューニングしかしないのだから、それはたいして問題にならない。それよりも気になるのは、どうも基準ピッチを変更できそうにないところだ。チューナーが重要になるのは、普段の練習中よりもステージの上であることが多いわけだが、私の場合、そこにはほぼ常にピアノがあると思って間違いない。最近のピアノはA=442で調律されている可能性が高い、ということは、これがA=440だとしたら、使える機会がかぎられるということに他ならないわけだ。
一度確認してみたいものだが、これ店頭に普通に置かれていたりするものなのかな。今度気にしてみよう。