腕をいためる

 えー、いためました。腕を。えーと、両腕。まずは左手、そして右手。以下にその詳細を記載する。

左手

 左手。最近練習している曲はセーハを多用して、いわゆるFコードのように押さえるだけならいいのだが、押さえにくいフォームであったり、運指をともなったり、場合によってハンマリング・オンなども。ところが私はセーハが苦手で、どうにも押さえが効かず、第3弦第4弦あたりがきれいに響かない。だから力を加えてしまうのだが、これがいけないことはわかっている。だがいい加減に押さえるわけにもいかず、だが力を入れればいいというわけではないということも確かで、結局はバランスなんだが、そのコツをつかむまではまだまだ苦闘するのだろう。

 で、苦闘が続いて数週間。セーハをしようとすると左手甲あたりが痛くなってきてね、ああこりゃ駄目だと思った。駄目だというのは、腱鞘炎の初期症状が疑われるということ。腱鞘炎は一度なれば癖になると聞くから、痛くなりはじめたら練習をやめる。別の、セーハをあまりともなわない練習に移る。けれどこのセーハをともなう練習は毎日やっているわけで、手の甲の痛みは薄く残っているし、そしてついには左手肘の痛みまで出てきてしまった。

 ちなみに、肘の先あたりが傷むというのも腱鞘炎の初期症状な。

 無理はしちゃいかんな。と思いながら余裕がない、あるいは焦りがあるために練習しないではおられず、この先には腱鞘炎か? まあ、ぼちぼちだましだましやっていくさ。

右手

 さてだ、左手が痛むと移るというのは他でもない、かのフォークソングの名曲『あの素晴らしい愛をもう一度』なのであるが、これもまあセーハをともなう(特に3番、転調後がそうだ)のだが、ま、それほどややこしいフォームにはならないから特に痛みが出ることもなく練習できる(というか、疲労を蓄積させるわけだからこれはいかんような気もするな)。で、この曲はスリーフィンガー奏法でもって弾かれるのだが、これがまた結構難しくて、というのは速い。一定のテンポで、スリーフィンガー。私はあまり得意じゃないのだが、なんとかなりそうな気配がこのところ感じられて、で、スリーフィンガー修業中。ゆっくりのテンポで、スローなテンポで練習中。

 しかしだなあ、たまにちょっと色気を出してイン・テンポでなんて考えるとこれがいかんね。弾けない。とりあえず1番だけは弾こうとするけれど、弾き終えた頃には右手がえらいことになっていて、そしてついに右手親指と人差し指の間、多分これも腱だね、痛くなってしまった。

 そんなわけで、練習は無理しちゃいけない。また、ゆっくりと練習するさ。たまには休むことも必要だね。といいながら休もうとしないのはもう性分だから、壊さない程度の案配を見極めないことにはいけないね。


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公開日:2006.03.23
最終更新日:2006.03.23
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