やっぱり弾かないとダメだなー、弾かないとダメだ。
このところ体調不振がたたって、ギターを弾けない日々が続いたのだ。弾く気はあるんだけど、楽器を出してくるまでは出してくるんだけど、ケースから出すまでいかない。しんどくって、ギターを弾こうという気になれない。たった三十分に満たない右手指のウォーミングアップするまでにもいたらない。しんどくって、ウクレレポロンポロン弾いて、ちょっとコードの探求なんぞしてみたりして、それが限界。寝てしまう日々が続いた。
そう、ギターに触れない日が続いたんだ。三日ほど。そうしたら、見事に腕が落ちてしまっていた。最初っから未熟な腕がさらに落ちて、そんなわけで冒頭の台詞が出た。
やっぱり弾かないとダメだなー、弾かないとダメだー。いや、本当に駄目なのだ。洒落や冗談ではないのだ。
駄目になったのは、まず第一に右手指の運びだ。人差し指中指あたりは特に気になるような落ち方はしていなかったのだけれど、とりわけもとから弱い中指薬指のコンビネーションががた落ち。amにいたっては、はやく弾けないどころではなく、ゆっくりでも弾けないなってしまっていた。
ショックだー。
きちんとした刻みができなくなってたんですね。きれいに刻めないというか、もうがたがたで、手のつけようもないというか、テンポを落としてゆっくりから練習し直しですよ。
やっぱり弾かないとダメだなー、弾かないとダメだ。
それと、音が痩せました。げっそりと。弾いているうちにましにはなってきたのだけれど、最初はもうそれこそ針金の音そのものだった。げんなりした。弦を替えようかとも思ったけれど、これはそういう類いの痩せではなくて、ひとえに指の衰えが原因する痩せだ。
こういったものは理屈やなんかじゃないので、ひとつひとつ音を弾くなかで取り戻していく他ないので、これからまた心機一転で弾いていくしかない。とにかく、弾かないとダメだ。弾いていかないとダメだー。