けちけち張り替え

 今日はメインで弾いているD. カスタムの弦を張り替えた。一時は3週間目に挑戦したり、ひと月に挑戦したりしていたものだが、思い立って2週を目処に交換していくことに決めた。ひとつは定点観測の絡みで、19日に録音を公開するとすれば、その直前の余裕のあるときを録音日にせざるを得ず、そうなればその日に弦を交換するというわけで、これを効率よくやろうとすれば、2週ごとに交換するか1ヶ月もたせるかという話になる。もちろん定点観測の度に録音を公開するわけではないから、毎月毎月2回弦を替えなければならないという話もなくて、だがやはり弦は新しいほうがギターの響きもいい。状態のよい弦になれておくのも悪い話ではないだろう、ということで弦は月に2回替えると決めたわけだ。

 コストに関しては、今は550円の弦を買っているのだから、1ヶ月あたり千円少しの支出。たいした額ではない。これだけ毎日やっていることで、千円そこそこですんでいるというのだから安いといってもいいくらいではないか。

けちの本領

 だが、私はその本質においてけちなのだ。まだ2週しか弾いていない、まだ鳴りが完全に衰えたわけではない弦をむざむざ捨てる気にもなれないわけで、じゃあどうする? 単純な話で、別の楽器に張っちまおうというわけ。その楽器というのはレディーバードだ。

 レディーバードは持ち運びに便利な小さなギターで、弦長は570mmとかなり短い。D. カスタムは弦長645.2mm。この70mm強の差はかなり大きく、D. カスタムから外してきた弦は、問題なくレディーバードに使える。ストリングポストに巻き付いていた部分を切り落としても、余裕を持って巻き上げることができるというわけだ。

 こんなことができるのは、つまりレディーバードがサブのギターで、サブもサブ、そんなに頻繁に弾かれるギターではないからだ。これがもし毎日とはいわずとも、週に数日、しっかりと弾くようなギターだったら新しい弦を張ったことだろうと思う。だがそんなには弾かない。たまの外出や、あるいはこうしてコンピュータに向かっている合間などに突然弾きたくなったとしたら弾く。これくらいのものだから、新しく弦を張ったとしても、弾かれるまでもなく消耗してしまってもったいない。

 レディーバードの張り替えは月に2度といったことはなく、もっとスローペースになるだろうが、D. カスタムのお下がりを使うようにすれば、これまでよりも頻繁に張り替えられるはずだ。そうしたら、当然鳴りはよくなるわけだから、これまで以上に弾く機会も増えるかも知れない。だから、これは相乗効果というやつではないだろうか。


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公開日:2006.03.18
最終更新日:2006.03.18
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