クリップチューナーはここに気をつけろ

 先日買ったクリップ式チューナーは、その便利さからかなり気に入って、外でもうちでも使っている。そんなにチューニングを頻繁にする私ではないけれど、とりあえずヘッドにつけて待機させていて、その存在を常に意識するわけでもない、しかし必要の折りにはぱっと電源を入れて使える、そういうつきあい方をしているわけだ。

 はじめ、こうしたチューナーの楽器に触れる部分、はたして傷をつけないだろうか、塗装を傷めないだろうか、少々心配していて、見ればそこにはゴムが張られているわけだが、ギターにゴムというのはなんかなあ。ほら、ゴムはラッカー塗装を傷めるから。けれど、普段使っているカポは、そろいも揃ってゴムが巻かれているわけで、だからそんなことを心配していてもはじまらないのかも知れない。そう思って、今ではもう普通に、自然に、つけっぱなしといってもいいくらいの状態で、チューナーがヘッドにとまっているわけだ。

 さて、次の写真を見ていただきたい。

 見ていただきたいという箇所は、メーカーロゴ、ASTURIASの最後の文字、Sだ。上半分の曲線部分が欠けているのがわかるかと思う。これ、クリップ式チューナーにやられてしまった。どうもAsturiasのメーカーロゴはシールというか貼り付けになっているらしく、これがはがれたんだね。あーあ、やっちゃったよ。そのはがれた部分はクリップのゴム部分に残っていて、表面は金色だけど、裏面は銀色だとわかった。あの貼り付いてるの、なんとかしてはがせないものかな。後でちょっと試してみよう。

 けれど、こういうことになって、特にショックでもなんでもないというのは意外だった。確かに欠けているのはどうかと思うけれども、しかし別にこれは音に関係しない。そうか、音に関係する部位でなければそんなにショックでないのか。なので、これはこれで味と思っておくことにしよう。

 さて、今回このことについて書いたのは、メーカーロゴであろうと欠けがあるのは耐えられないというタイプのオーナーに対して、インフォメーションを与えるためだ。気をつけたまえ。もし君のギターのヘッドにあるメーカーロゴ、これが貼り付けられているタイプなら、ゴムが接触することではがれてしまうかも知れない。クリップ式のチューナーが、使っていない時、ヘッドにとめているカポが危ない!

 けど、別に気にしないよっていう人は、どうでもいいよね、こんなこと。私は、次からは、できるだけヘッドの隅のほうにチューナーを付けるようにしよう。あ、カポはヘッドにあっても使いにくいから、問題ない。気にはしていないといっても、やみくもに欠損を増やすのも本意ではないからね。


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公開日:2007.12.22
最終更新日:2007.12.22
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