表題:発掘!あるある大事典 三日ぼうずを克服したい
放送:2001年5月27日水曜日21時から21時54分 フジテレビ系局
三日坊主。これは実に切実な悩みにして、治癒しない病なのかも知れない。そう、僕は典型的な三日坊主。なにをやらせても、途中で投げ出してしまう。嫌になるわけではないのだ。ほかに、より興味深いものを見つけてしまって、心変わりしてしまう。不実にして、病根は深い。
今回のあるある大事典はまさにその三日坊主がテーマだった。原因を明らかにし、対処法を紹介する見せ方はいつも通りだ。三日坊主度チェックもあって、つかみはオッケー、のはずだったが、どの型にも当てはまらなかった僕はどうしたらいいのだろうか。
とまれ、紹介されていた内容は興味深いものだった。ほぼ三日で交代する人間の調子のリズムをつかみ、無理はしないこと。最初に打ち込みすぎると、徐々に刺激になれてしまい、その行為自体を楽しめなくなるということ。特に、低調期は無理をせず休んでもいいというアドバイスは、僕にとって本当に目から鱗だった。
とはいっても、これらのアドバイス。うまくいかせる自信がありません。だって、なにかをはじめたときは面白くて仕方がないわけで、無理しようと思って無理するわけでも、むやみに打ち込もうとしているわけでもないのだから。興味のおもむくままに没頭しては疲弊しきってしまう。これはもう業といっていいだろう。
ただ、休むということはいいことだと思う。疲れた心身を回復させ、興味が再び湧くのを待つ。その休息期には別のことをやっていればいいわけで、無理にひとつことに捕われ続ける必要もないだろう。
趣味をたくさん持つことだ。様々な興味を多方面にのばし、あちこちをいろいろとかじりながらも、いつかもとのところに戻れさえすればいいとしよう。別の趣味が、また別のことを刺激することもある。多彩な興味で織り上げたならば、人生も少しは楽しいものに変わるだろか。興味の息さえ続くならば、それは三日坊主を越え、人生の長きを埋め尽くす喜びになると信じたい。
評点:3
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