Lの季節2

現実界攻略中、これまでの書き忘れ

 私は、このプレイ記録をつける際、一応は書くべきことを事前に用意しているのであるが、それでも書いている途中で忘れてしまう。しかもそういうことは多々あって、そしてその忘れられたものは、思い出されないままに消え去ってしまうという、そうしたことがほとんどだ。しかし、まったく事前に触れることなく忘れてしまったのなら、まだ傷は浅い。最悪なのは、その記事ではこのことについて書こうと思っていたこと、それを見出しに書きながら忘れてしまうというケースだ。

 プレイ記の第14回目、私は見出しに、香野由香攻略戦、気付いたらSEレベルがMAXじゃないかと書きながら、すっかりそのことに触れるのを忘れてしまっていた。ああ、最悪だ。といったわけで、今回、その書こうと思っていたことについて書いておこうと思う。なおこのことは、本当は前回記事で触れるつもりだったのだが、思いっきり忘れてしまっていた。おお、なんてこった。みっともなさの上塗りだ。

進捗状況

幻想界
澪泉 双葉エンド (1)、純耶 佳奈エンド (1), (2)クリア
現実界
香野 由香エンド (2), (3), (4), (6)クリア

SE / ニューロマンシーについて

 なんと、今回はネタバレ禁止の処置がなされていない。というのは、これから書く内容はネタバレにあたらない、そういう判断からなのだが、しかしもしこれもネタバレと思う人がいたら申し訳ないので、心配な人は適当に回避していただけるとありがたい。

 さて、今回書こうというのはSE / ニューロマンシーについてだ。現実界でも幻想界でもそうだが、私はひとつエンディングを見れば、そこから遡るようにして、可能なかぎりの未読を潰すことにしている。ルートの分岐を確かめ、そしてブロック内のテキストを網羅しようとするのだが、こうした試みの最中、どうしても避けられないのがSE / ニューロマンシーだ。そこそこにストーリーを進めなければならないため、何度でも接続を試みることとなり、そしてこれはSE / ニューロマンシーレベルを上昇させてしまう。レベルが上がることにより、SE / ニューロマンシーポイントを逃すことはなくなり、さらに一度に突破できる壁が増える。それは正当な攻略を容易にさせるという点で重要である。実際、ある程度レベルがあがっていないと突破できないケースもあるのだから、レベルが上がることには越したことがない。しかし、これはまた別の問題ももたらすといっていた。

 第10回、佳奈ルートのコンプリートを伝える記事において、こんなことをいっていた。

 私の場合、メインルートの[中略]ブロック、ここをコンプリートするのに手間取ったおかげで、[中略]接続をかなり試みることとなった。おかげでニューロマンシーのレベルが上がってしまい、それはそれは30をオーバーするほどになって、おかげで序盤のニューロマンシー失敗のテキストを読むのがえらく大変になってしまった。だって、一度でも正解すると接続できちゃうんだもの。タイムアウトを待てばいいんだけど、待てない私は積極的に間違いにいくわけさ。この場合、[中略]手ごわいキャラクターなら二度ほど間違えられる余裕もあるが、意外に素直な[中略]となると一発で突破できてしまうわけで、もう手ごわい手ごわい。

 そう、あまりにレベルのあがりすぎたSE / ニューロマンサーは、接続の失敗を難しくするのだ。少しの油断が正解を招き、接続を成功させてしまう。そしてその成功はさらにレベルをアップさせて、それは好都合なのか、それとも悪循環なのか。しかしそれは、答えてしまうから悪いのだ。確実に接続失敗したいならタイムアップを待てばいい。この考え方は、ある時点までは正しいが、ある時点からは誤りとなる。香野由香攻略の途中、SEレベルがMAXになっていた。このことに気付いたのは、接続成功時に経験値が計上されなくなったからで、次いで時間制限がなくなっていることに気付いた。うそー、レベルMAXになったら、時間制限なくなるんだ! これには驚かされた。すなわち、プレイヤーは確実な失敗のために、ミスなく誤答していかなければならない。これはすごい難易度じゃないか!

 そう思っていたのは昨日までの話。昨日、つまり前回記事分のプレイをしていた時だが、片手にコーヒーカップを持ちながらのプレイ。もちろんテキストはオート。必要な時に、ちょいちょいと片手でコントローラを操作する。そんなことをしていたら、偶然気付いてしまった。SEの接続条件を満たそうとする際、なんとキャンセルして接続を失敗できるのだね! こんなこと、知らなかった。なんてこった、今まで真面目に誤答してきたよ。

 かくして、私の今後の攻略は、おそろしく楽になったのであった。なにしろ、レベルがMAXになれば、接続に失敗するほうが難しい。またキャンセルで確実に失敗できる。これは、もう、楽勝じゃないか。

 しかし、これ、説明書には書いてあるのかも知れないね。私は基本的に説明書は読む方なのだが、一度説明書で物語の核心にまつわるネタバレを喰らったことがあるので、それ以来、クリアするまで説明書は読まないようにしているんだ。あれはいったいなんだったっけかなあ。もう忘れたけれど、ネタバレは、インターネットの掲示板や個人のサイトのみならず、インタビュー記事に、攻略本の広告に、キャスト表に、そしてもちろん取り扱い説明書にひそんでいる。だから私はそれらは遠ざけることに決めているのだ。

 そのようなわけで、私は意外な基本操作を知らないということが普通にある。なお『Lの季節2』については、コントローラタイプの変更画面で、操作法を学んだ。後はプレイしながら。少しずつ知っていって、しかしそれでも見落とし、気付いていないことはたくさんあるだろう。しかしそれもまた楽しからずや。


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公開日:2008.08.18
最終更新日:2008.08.18
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