シリーズ La vie avec iMac (Mid 2007)

Automatorの出番だ

 前回のあらすじ。自作文書の検索に、GoogleとBloggerブログ検索を使ってきたけれど、それが信頼できなくなったため、本格的にSpotlightの使用を考えた。しかし私の作ってきた文書は、拡張子なし、BOMなしUTF-8のテキストファイルだったため、Spotlightの検索にはひっかからなかったのでした。なので、Webに解答を求め、そしてJapaneseText.mdimporterをインストールすればよいかも知れないということがわかった。これが前回の内容でした。

mdimporterをインストールしてみて

JapaneseText.mdimporterをインストールしていれば、上記に関わらず、テキストファイルならどの文字コードであってもヒットする。但し、拡張子がなく、ファイルタイプTEXTがついているファイルはShift JISかBOM付きUTF-8のもののみヒットする。

LeopardのSpotlightによる日本語テキストの内容検索

 この情報に一縷の望みを託して、リンク先からJapaneseText.mdimporterをダウンロードして、説明にあったとおり、~/Library/Spotlight/にコピーしました。そして、Spotlightのインデックスを再作成します。その手順は、マイコミジャーナルの連載コラム、OS X ハッキング! の記事虎飼い日記 その2 - 噂のSpotlightを手なずけるを参照しました。まあ、ターミナルで次のように打っただけなんですけどね。

$ sudo mdutil -E /

 Spotlightのインデックス作成には30分くらいかかって、これはもうそんなもんだと割り切るしかない。そして、インデックス作成が終わって、どきどきしながら検索してみたところ、あれれ、ヒットしないでやんの。

 そんなわけで、拡張子がないとやっぱり駄目ということがわかりました。

Automatorの出番

 拡張子をつけるといっても、はたしてどうしたものか。ちょっと困って、なにしろ二千弱あるファイルですから。手作業なんてありえない。なので自動化するスクリプトないしを利用するということになるのですが、ここで思い出したのがAutomatorでした。

 でも、実はこれ使うのはじめてなんですよね。けど、まあ、GUIも用意されてるみたいだから、なんとかなるだろう。そう思って起動。わけのわからないままにワークフローのテンプレートを開いて、でもって、ライブラリにあるアプリケーション名、ああ、なるほど、アプリケーションごとの命令がここから探せるのね。で、今回はファイル名変更だから、ファイルとフォルダを使えばいいのだな。ええ、なんとかわかりそうです。

 でもってFinder 項目の名前を変更を選んで、そうしたら警告、というか注意みたいのがあったけど、それはまあ無視して、そしてポップアップからやりたいことを選んでいきます。テキストを追加、追加するテキストにtxtと入力、拡張子として追加を選びます。

 で、これはいいんだけど、具体的に名前を変更したいファイルはどうやって指定してやればいいんだろう。アクションを見れば、指定された Finder 項目を取得というのがありますね。で、これでフォルダを選んでやればいいのかな? 目的のフォルダのパスを指定してやって、それで試しに実行してみたら、見事フォルダに拡張子がつきました。

 最悪だ。

 ええと、フォルダの中身にアクセスしたいんだけど、どうやったらいいんだろう。それこそ、千を超えるファイルを、いちいち指定なんてしてられない。と、見ればフォルダの内容を取得っていうのがありますね。こいつを、Finder項目の取得と名前を変更の間に挟んでやって、よし、えいやと実行してみれば、見事に拡張子がつきましたよ。よし、これでオッケーです。

Spotlightで検索

 ここで、もう一度インデックスを再作成かと思ったのですが、面倒くさいので試しに検索してみたら……、おお、出た、出ましたよ。見事に検索されて、おお、これでSpotlightを活用できるとなったのでした。

 最後に、Blog記事をナントカで検索した結果をちょっとだけ。見事ですね。


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公開日:2009.09.05
最終更新日:2009.09.05
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