twittering-modeの使い方

 Emacsのtwittering-modeを使いたいというだけの理由でTwitterをはじめてから、はやくも三週間が経過しました。当初は、すぐに飽きるんじゃないかとか、虚しさが増幅されるだけなんじゃないかとか、いろいろ不安に思っていたものの、幸いにも何人かの方がフォローしてくださったおかげで、楽しく続けることができました。

 さて、私の使っているのはtwittering-modeであることは最初に書きましたが、これ、基本はキー操作のみで使うものですから、まずはどんな機能があって、そしてそれがどんなキー操作で使えるのか、知る必要がありました。けれど、Webを探してみても、そうした解説を見付けることができず、だからLispを読んで、自分で調べるしかありませんでした。

 といったわけで、調べた結果を以下に掲載します。たぶん、これで一通りのキー操作をひろえていると思うんだけど、抜けや間違いなどがありましたら、ご指摘いただけますとありがたいです。

キー操作一覧

twittering-mode キー操作一覧
キー 実行されるコマンド 機能
C-c C-f twittering-friends-timeline フレンドタイムラインを表示
C-c C-r twittering-replies-timeline リプライタイムラインを表示
C-c C-g twittering-public-timeline パブリックタイムラインを表示
C-c C-u twittering-user-timeline ユーザータイムラインを表示
C-c C-s twittering-update-status-interactive つぶやきをポストする
C-c C-e twittering-erase-old-statuses 表示されているつぶやきをクリア
C-m twittering-enter ? 通常のエンターと同じ動作?
C-c C-l twittering-update-lambda 「λかわいいよλ」をポスト
[mouse-1] twittering-click クリック
C-c C-v twittering-view-user-page リンクを開く
g twittering-current-timeline タイムラインの更新
j next-line (廃棄)
k previous-line (廃棄)
j twittering-goto-next-status 次のつぶやきに移動
k twittering-goto-previous-status 前のつぶやきに移動
l forward-char 一文字進む
h backward-char 一文字戻る
0 beginning-of-line 行頭に移動
^ beginning-of-line-text テキストの先頭に移動
$ end-of-line 行末に移動
n twittering-goto-next-status-of-user そのユーザーの次のつぶやきに移動
p twittering-goto-previous-status-of-user そのユーザーの前のつぶやきに移動
[backspace] backward-char 一文字戻る
G end-of-buffer バッファの最後に移動
H beginning-of-buffer バッファの先頭に移動
i twittering-icon-mode アイコンモードに移行
s twittering-scroll-mode スクロールモードに移動
t twittering-toggle-proxy プロキシの使用のON/OFF
C-c C-p twittering-toggle-proxy プロキシの使用のON/OFF
M-x twittering-jojo-mode twittering-jojo-mode twittering-jojo-modeで待機

プロキシを使用する場合

 環境によっては、プロキシを設定してやらないといけない場合もあるかと思います。その場合は、.emacsに次のように書き加えます。

(setq twittering-proxy-use t)
(setq twittering-proxy-server "127.0.0.1")
(setq twittering-proxy-port 8080)

 プロキシが127.0.0.1、ポートが8080の場合です。

 プロキシがユーザー名やパスワードを要求する場合は、次の設定も追加します。

(setq twittering-proxy-user "ユーザー名")
(setq twittering-proxy-password "パスワード")

フォーマットの変更

 タイムラインに現れるつぶやきのフォーマットも変更できるようです。デフォルトの設定は次のようになっており、

(setq twittering-status-format "%i %s,  %@:¥n  %t // from %f%L")
;; %s - screen_name
;; %S - name
;; %i - profile_image
;; %d - description
;; %l - location
;; %L - " [location]"
;; %u - url
;; %j - user.id
;; %p - protected?
;; %c - created_at (raw UTC string)
;; %C{time-format-str} - created_at (formatted with time-format-str)
;; %@ - X seconds ago
;; %t - text
;; %' - truncated
;; %f - source
;; %# - id

 この設定でC-c C-lをすると、次のように表示されます。

 imait,  about 1 hour ago:
  λかわいいよλ // from twittering-mode [Kyoto, Japan]

 自分に必要な情報を、うまく表示できるよう、いろいろ試してみるのも面白いかも知れません。各フィールドがなにを示しているかは、*twittering-http-buffer*を開いて、XMLを見てみるとわかるんじゃないかと思います。


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公開日:2009.05.21
最終更新日:2010.01.18
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