弦巻きを買った。以前使っていたものが壊れたからとかそういうわけではないのだが、ちょっと使い勝手なんてものを考えて、新調することにしたのだ。
新しく買った弦巻きは、楽器屋の店頭でよく見かけるタイプのもので、側面にはMaxtoneなんて書いてあるのだが、調べても詳細はまったくわからなかった。おそらくタカミネのブランドで出ているストリング・ワインダーと同じものだと思うが、タカミネギターのサイトを見ても、小物類のカタログは見つけられなかった。なので具体的な案内はできない。残念だ。
以前使っていたJim Dunlopのワインダーには、特に問題といえるものではないが、少し不満があったのだ。クランプの回転部分、軸に差し込んであるプラスチックがだんだんと緩くなってきて、クランプがぐらぐらするようになってきた。ちょっとくらいぐらぐらするからといって特に問題はないのだが、他にも、チューニングペグのつまみを受ける部分が大きすぎる嫌いがあるとか、その辺に不満を感じていたのだ。
以前使っていたAriaのAD-35は、グローバータイプのペグを使っていて、しかも私はそいつを壊してしまったもんだから、今は本物のグローバーの102Cがついている。このタイプのペグは、つまみが少し大きめだからよかったんだが、今私の使っているアストリアス、D. カスタムにはウェバリータイプのペグがついている。このタイプのペグは、つまみが少し小さめだから、これまで使っていたワインダーでは受け部が深すぎると感じられたのだ。
さて、Maxtoneのワインダーだが、受け部が十字になっていて、つまみの大小に対応できそうなところがよかった。しかし残念ながら、ウェバリータイプのペグには受け部小は小さすぎた。なので、この件に関しては、両者のワインダーに違いはないだろう。
期待できるのはクランプの回転部分についてだ。Maxtoneのワインダーは、クランプの柄をねじ止めしていて、加えてそのねじもかなり長い。剛性を考えると、かなり期待できそうに思った。
このワインダーの価格はたったの200円。どれくらい使えるかはわからないが、どう考えても簡単に壊れるようなものでもないのだから、充分すぎるくらい安価。くじ引きの補助券をもらうために価格調整するにもよい値段であった。