以前購入した『究極のアコギ練習帳 テクニック強化編』を練習しはじめたころの感想は、正直こんなのできるようになるのだろうかというものだった。難度がめちゃくちゃに高いということもないのだが、じゃあ簡単かといわれたら、滅相もない。ゆっくりなら弾ける、けれどテンポがやたら速いのはどうしたものだろうと思うこともしばしばで、指定のテンポで弾ける日はこないかも知れないなどと思っていたのだ。
しかし、やってたらなんとかなるものだね、最近そう思えるようになってきた。テンポ100でのハンマリング・オン、プリング・オフの練習など、無理だと思っていたのが、なんとか指定テンポでできるようになった。じゃあ、あとは繰り返して、意識しないでもできるようにすればいいだけだ。そして、これができるようになったということは、基本的な技術が向上しているということでもあるわけで、後に出てくる練習フレーズができるようになるまでの時間が短くなっているのだな。残念ながら、ここまでくるのに半年かかった。だから、あと一年で終えるというのは難しいだろう。しかし、まったくもって手の出ない、そんな教本でもないと思えるようになったのは収穫だ。
とりあえず、ピックでアルペジオできるようになったのがよい。一週間かけて、もう少しで規定テンポだ。続く練習もそんな感じでこなせるといいな。