フラメンコギターはじめて弾いての感想

 フラメンコギターを試奏した話の続き。

 チューニングの済んで手渡されたフラメンコギターを弾いてみて、最初の感想は想像以上に普通のギターとは違わないということだった。私の普段弾いている楽器、ヤマハNo. 45に比べると確かに違う。ネックは薄いし弦高も低い。弦高が低いということは弦と表板との距離も断然近いというわけで、ゴルペの打ちやすいことといったらない。確かに弾きやすいとは思ったけれど、音もよく出ているとは思ったけれど、やっぱりフラメンコギターもギターなのだ。こういう感想が出てくるところを見ると、一体私はフラメンコギターをなんだと思っていたんだろうという疑問も出るな。

 アストリアスのフラメンコギター。プレリュードに張られている弦はハナバッハのフラメンコ弦だそうな。フラメンコ用の弦というのがあるのは知っていたが、色は若干赤みがかっていて、独特。おそらくは音に影響しているのだろう。けれど、いつもとは違う場所、違う楽器を手にして、私はフラメンコギターというものの特性をつかみあぐねていた。残念ながらここにいつもの楽器は持ってきておらず、だから私は比較のための手段をこの場に求めた。そう。同価格帯のクラシックギターを弾かせてもらえないかとお願いしたのだった。

 続く。


<   >

こととねギターサイドへ トップページに戻る

公開日:2007.05.15
最終更新日:2007.05.15
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。