D. カスタム S 定点観測:五十九ヶ月目

 D. カスタム Sでは主に指弾きでやってきたのだが、ピックを使って単音弾き、ストロークなどもするようになって数ヶ月。なんだか、ここ最近、音がよく出るなという感じ。弾いた感触でいえば、弦がやわらかくなった。もちろん、ゲージを変えたりはしていない、メーカーもJ. D'Addarioのまま、変わっていない。なのに感触が違って感じられるというのは、それはつまりは、レスポンス、加えた力に対する戻り。音が違ってきたからだろうというわけだ。

 しかし、ただ単純に楽器が鳴るようになったというような話でもないようだ。どうも弾く力、右手の弾弦、それが強くなっていることもあると思われて、低音弦の振幅も大きくなっている。高音弦にしても、ただ強く弾くだけでなく、うまく振動する、そんな弾き方ができるようになってきたということかも知れない。

 だとしたら、それはピック弾きとは関係しないかも知れない。むしろ、影響はトレモロの練習にあるのかも知れない。ホセ・ルイス・ゴンサレスの『ギター・テクニック・ノート』。トレモロの練習を中心にやって、指の動かし方が変わった可能性は高い。力ではトレモロは弾けない。脱力して、効率的に弦に触れなければ弾けない。それを一定量、一定期間繰り返したのがよかったのかも知れない。


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公開日:2009.10.19
最終更新日:2009.10.19
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