足台を踏み壊す

 おとついのこと。ギターの練習をしていた時、ちょっと立ってまた座ろうとして、不用意に足台に足をかけた、そのタイミングがまずかった。座ってから足を置くのが当然のところ、足をかけてから座ろうとして、その際に強度を超える荷重がかかったのだろう、足台は音をたてて壊れてしまった。

 その足台というのは、私が最初に持った足台だ。Ariaの木製足台なのだが、もう7年にもなるのか、その間、ネジが緩んだりするのをしめなおしながら、今までずっと愛用してきた。それが壊れて、いやしかしもとよりそんなに頑丈なものではなかった。だからいずれ壊れる日もくるだろうと思っていたから、別段ショックはなかった。

 壊れたのは、足台の踏板裏にもうけられた溝、支えにわたされた棒をうける溝だが、その一番低くする際に使う溝の脇の木が割れてしまったのだ。破片はみっつにわかれていて、しかしそれを手にして見れば、別に問題なくつきそうだ。木工用ボンドを持ってきて接着した。説明を見れば20度で24時間置いておけというのだが、今は冬、気温は低いので反応に時間がかかるかも知れないと思って、36時間ほど置いてみた。ボンドを塗り、木片をぐっと押し付けて、はみ出したのを拭き取る。できればクランプで固定したかったがちょっと見当たらなかったので、カマボコ板をのせて、さらに上に重しをのせて、それで二日。重しがとれたのは今日だ。

 足台修理中の昨日そして一昨日は、もうひとつ持っている金属製の足台で練習して、もしこの足台が駄目だったら、これを使うか、あるいはまた似たようなのを探すかと思っていた。そして今日、修理を終えた足台を使ってみれば、ああ、問題ないね。まだまだ使えるよ。なんせ、そんなに重さをかけるものではないからな。といったわけで、壊れた足台は修理して、これからも使うと決まった。


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公開日:2010.01.13
最終更新日:2010.01.17
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