三年生鑑賞教材

『アルト・サクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲』

『民謡風ロンドの主題による序奏と変奏』

『Beyond the Blue Horizon』

 サクソフォンは、1840年頃、ベルギー人木管楽器制作者、アドルフ(アントワーヌ ジョセフ)サックス(1814-1894)によって発明された。正式な発明年は不明であるが、一般的には、特許申請のされた1846年3月21日とされる。この楽器が発明された経緯として、いくつかの説がある。その中でも特に有力な説を、次にあげる。

「吹奏楽において、分離する木管楽器と金管楽器の音色を融和させ、木管低音の増強をはかるためという説」

「弦楽器のような、同一のファミリー間で統一のとれた音色を持つ、管楽器を製作しようとしたもの」

 この当時のサクソフォンの音色は、現在のものとは大きく異なっている。それは、1920年代頃から行われた、サクソフォンの改良による。その改良の目的は、需要を増すジャズプレイヤーの要求に答えるためであった。

本日の鑑賞曲

『アルトサクソフォンと11の楽器のための室内小協奏曲』Jacques Ibert

『民謡風ロンドの主題による序奏と変奏』G. Pierne

『Beyond the Blue Horizon』( Robin-Harling-Whiting )


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公開日:2000.08.12
最終更新日:2001.09.02
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