長くお暇をいただいていました、無教養にワインをいただくシリーズ。久しぶりだからといってワインを飲むのも久しぶり、というわけでもなくて、行きつけのワインカウンターで飲むだけは飲んでいたのでした。ただ、自宅で飲んでなかっただけ。なんで飲もうと思ったかというその理由は、そこにワインがあったから。いくらなんでもずうっと置きっぱなしではワインも悪くなります。グラタンを作るのにあわせて、ワインを飲もうということに決まったのでした。
今回のワインは、イタリア旅行でのお土産、トスカーナ地方サン・ジミニャーノのワインです。Vernaccia de San Gimignano種の白ワインです。と、こういえばさもよく知っているみたいですが、大嘘です。だってずっと赤ワインと思ってたんだもの。開けてみてびっくり、うわあ白ワインだった、冷やしておいてよかった…… うろたえましたね、うろたえましたよ。でも開けてしまったものは仕方がない、そのまま予定通り飲みました。
飲んでみると、非常に懐かしい、イタリア旅行中に飲んだワインを思いださせる味でした。すっきりとして水みたいに飲みやすいんだけど、香りが実に華やかで、味気ないということは絶対にない。うわついた感じもある中に、きりりとしまっている。でも、ちょっと夕食には向かないかも知れない。もっと気楽に、おやつやなんかみたいにして飲むのがよさそう。そんなわけで、半分を空気を抜いて後日に残しておきました。
そんなわけで後半戦は、まだ明るいうちから6Pチーズ(というのが悲しいが)をともに飲みました。そうしたら、非常によい。ちょっとチーズのしつこさにはワインが弱い感じもするけれども、食事と飲むよりかはずっと好感触。これは、昼間にいろいろ楽しい話などしながら飲むのによさそうだと実感しました。
このワインが、日本円にして千数百円くらいで買えるのです。しかもリストランテで頼むハウスワインもこんな感じなのです。うーん、イタリアいい国。またいきたいなあ。次いっても、またワイン買ってきますよ、きっと。