原付ドライブ

 本日はまんがタイム系列のなにかが発売されるということで、休みを押して買いにでなければなるまいと朝から落ち着きなく出発の時刻をはかっていた。系列のなにかというのもいいかげんな話だが、四コマ誌は恐ろしいことに芳文社から出るものだけでも月に十タイトルほどを数える。はっきりいって覚えられたものじゃない、ということで出版社サイトで下調べしたら、それは小本田絵舞セレクションだった。

 これはいけない。セレクションは増刊扱いで、取り扱わない書店が多すぎる。確実に手に入るといえば十三だが、わざわざ電車に乗って三十分もかかる十三に四コマ誌を買いに行くばかな話もない。でも欲しい。佐藤ゆうこ、たかの宗実をまとめて読めるチャンスとあらば、自分の住む周辺を開拓するのも悪くないと思われた。

 車は駐車の問題があり、気楽に書店のはしごをするには向かない。原付に乗って出発だ。

 原付はあの生身の感覚の強さが走行時の気持ち良さに直結して、ただ乗ってるだけで楽しい。原付教習で乗るまでは、あんなのに乗るのは心底いやだと嫌っていたのが、乗ったその日になんて面白いんだろうと好きになってしまった。ただ知人が言うのだ。原付は最も死に近い乗物ですよ。そうだろうと思う。生身感あふれるったって、そりゃ身体が守られてないということだもの。自転車以上の速度は出るし、自転車と違い歩道へ退避というのもできない(いや自転車でも違法だ)。身体の横を、高速度の自動車がかすめていく恐怖に耐えなければならない。だから原付の街乗りは嫌いだ。車のいないほどよい田舎が、原付乗るには最高のシチュエーションである。

 さて本題のまんがタイムセレクション。コンビニを三軒、書店を三軒回って買えず。置いてそうな書店にしぼったというのにそれでも駄目なら、おおよそこの街にセレクションはないと思われる。ちきしょー、月曜かよ。

 ところで、法定速度守ってる人、少ないですね。


日々思うことなど 2003年へ トップページに戻る

公開日:2003.05.10
最終更新日:2003.05.10
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。