カルドセプト エキスパンション プラス

対「転送×転送!」ブック研究 二回目

 予選第一戦は、運がうまく巡って思いがけない勝ちを拾うことができたが、二度目はそう簡単にはいかないだろう。とのことから、前回予選での反省と勉強を反映させたブック、「ねことわたし」を再構築した。


対「転送×転送!」用ブック「ねことわたし」

クリーチャー

無属性
火属性
地属性
風属性

アイテム

スペル


ブック解説

 旧「ねことわたし」と比較すれば、一目瞭然にまったく別物のブックである。リトルグレイやルナティックヘアに幾許かの面影が見られるものの、コンセプトから戦略から、まったく新しいものへと変化している。

 前回ブックが周回数を稼ぐためのダイス操作ブックだとすれば、今回のものはバリアーの中にこもり身をひそめ続ける、穴熊ブックといえる。クリーチャーは前回に比べ大幅増だが、その多くは魔力調達の手段。土地を守ることを考えないでもないが、土地にばかりこだわるつもりもないというブックだ。

 バリアーにこもることを前提としているため、対象を指定するスペルを大幅に削減。ホーリーワードは全廃された。移動の要であったホーリーワードの代わりにはテレポートを採用し、城のある南の周回への移動効率を上げる。仮にライフフォースを受けたとしても、クリーチャー運用コストが軽減されるため、決して不利にはならないはず。そもそも移動に際してスペルに頼る姿勢から脱したため、敵からのスペル攻撃に無防備になる点をのぞき、心配は少ない。

 とはいえ、移動スペルを大幅に削減するなど、極端との批判は否めない。それこそダイスは運任せとなるため、カルドラの寵愛を得られるか否かが勝敗を分けるだろう。


本ブック、実戦での模様

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公開日:2001.01.21
最終更新日:2001.09.02
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