Blog、もうじき一年

 誰も望んでいないというのに、プロバイダがBlogを使えるようにしただなんていうもんだから、勢いで作ってしまったこととねお試しBlog。その開始は2004年9月22日、イギリスのフォークグループ、ペンタングルについて書いた記事が皮切りであった。それ以来、一日も休まず記事を追加していって、はっきりいって自分のこの性格には弱っている。

 さて、Blogを開設したのが9月22日ということは、本日2005年9月12日で一周年カウントダウンが開始されたということでもあって、あと十日ほど我慢して更新したら一年間の連続更新が確定するというわけだ。というか、そんな確定させてなんの意味があるってんだ。

 ともあれ、実験的にという名目で開始したBlogであるが、この一年を簡単に振り返って、Blog開始以前以後でなにが変わったかをレポートしたいと思う。

余裕がなくなった

 まず端的にいって、余裕がなくなった。当たり前だ。毎日Blogの記事を追加して、その上サイトまで続けて、馬鹿じゃないのかと思う。しかし、こうなることはBlog開設以前から予測できたはずのことだ。だが、想像以上に今追いつめられて、そこにいったいどのような誤算があったのであろうか。

Blogは軽さを目指していた

 まず、はじめに。私はBlogではサイトと趣旨を違え、軽い、軽い読み物にしようと考えていた。批評や批判や価値判断なんてことは考えず、ただ私が好きなものを、こんなのが好きなんだよーと、気楽に書いて、気楽に送りだすというのを目的としていたから、そもそもそれほどの労力が必要になるはずではなかったのだ。

 思い返してみれば、当初の記事は、書き上げるまでに十五分程度の時間しかかけていなかった。サイト運営の合間に、こんなん好きなんですよ、と、余談のつもりだからそれくらいでちょうどよかった。

 ところがだ、今になってみると、ひとつの記事を書き上げるまでに、最低三十分、下手をすれば一時間以上かかっている。なぜか? そりゃ、まあ、単純なことで、文字量が多いんだよ。

文字量を比較してみる

 一番最初の記事「ペンタングル」の文字数は545文字。次の記事「Folksongs of Britain and Ireland」は546文字。三日目の「プラチナ」でちょっと増えて773文字。しかし800字は超えておらず、翌「遠いこの街で」で464文字と再び減っている。

 ところがだ、最近の記事を見てみよう。「Maurice Ravel's La Valse played by Glenn Gould」が1164文字、「かみさまのいうとおり!」が1037文字、「夏乃ごーいんぐ!」1043文字、「ファイナルファンタジー」1551文字、「Wizardry #4 : The Return of Werdna」1603文字、って、長すぎるんだよ!

 文字量は順当に倍近く、場合によっては三倍にまで膨らんで、そりゃ時間がかかるわ。それに、内容の質が変わっている。本来なら手を出さないつもりだった、批評や批判や価値判断なんてものがいつしか混じるようになっていて、そういえばなんだか資料を参照するようになったのもいつごろくらいからだろう。ともかく、私のBlogは本来目指していた軽さを見失い、重く重くなってしまっている!

 こりゃ、私の性格がいけないよ――。てなわけで、この記事も長く、重くなりつつあるので、軽さを目指してここらで終了させよう。


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公開日:2005.09.12
最終更新日:2005.09.15
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