シリーズ La vie avec iMac (Mid 2007)

Time Machine導入済み

フォルダの一覧表示 前々回、Quick Lookと新しいFinderの表示方法についての記事にて用いました画像、目ざとい方ならお気付きであったのではないかと思いますが、私のiMacにはすでにTime Machineが導入済みであります。なんとこのためだけに新しくハードディスクを購入しておりまして、それは以前Blogにて触れていたI-O DATAのハードディスクかといえばそうではなく、LaCieのd2 Quadra Hard Driveです。張り込みました、500GBです。

 なんでこれにしたのかといいますと、I-O DATAのにはFireWireがついていないものですから。今回買ったiMacにはコネクタ類が充実していているから、どうせならフルに使いたいと思いましてね、だったらFireWire 800だよなあと、そういう理由でLaCieを選んだのです。USB 2.0に比べてFireWireの方が速いとも聞きますし、じゃあここはFireWireだろうと意味もなく盛り上がったってわけです。いや、それ以外にもちゃんと理由はあるんですが、まあそれはおいおい語ることもあるでしょう。

Time Machineを仕掛ける

 LaCieのハードディスクが到着したのはiMac到着の翌日でした。早速接続しましてね、ドライブ名はなににしようかなって、ちょっと考えて、timemachineと決めました。安直ですけど、わかりやすいでしょう? やっぱりわかりやすいのはいいことですよ。

 Time Machineのバックアップ対象は、デフォルトではMacintosh HDのみ。そこへiTunesのファイルを収めているmusuqueを指定してやって、ふう、これでなんとか安心です。って、両ドライブが同時に壊れたら終わりなんですけど、まあけどそういうことはないと信じましょう。

 Time Machineのバックアップは初回こそは結構な時間を食いますが、それでも小一時間くらいだったかな、けれど二度目以降はちょっとハードドライブが動作して、差分ファイルを拾って終了という、非常に省力的なものです。適当に作業していたらハードディスクへのアクセス音がするから、あ、バックアップとってくれてるなとわかる。やっぱり安心です。

 バックアップ対象である両ディスク、データの量といいますと、Macintosh HDが30GB弱、musiqueが40GB弱。Time Machine用ハードディスクは500GBだから、結構余裕がありそうです。一週間ほど動作させて、現時点でのTime Machineの容量見たら、70GB弱使っていました。だから、まだ差分といえるほどの差分は生じていないのでしょう。ディスクの中、データの作られ方見てみますと、日付時刻(?)を名前に付けられたフォルダが16ありました。そのうち、12日がふたつ、13日(今日)が六つ、あとは一日ずつ。Appleがサイトで説明しているように、基本的に一日ずつの差分を保存ということなのでしょう:

Time Machineは毎時間作成したバックアップを過去24時間分、毎日作成したバックアップを1か月分保存し、1か月を過ぎたバックアップは毎週分保存します。

 けど、今私は禁断のiTunes 7.5を使っているから(このバージョンは再生したファイルのジャンルを英語表記から日本語表記に書き換え、さらにタイムスタンプを更新します)、iTunesライブラリ内のバックアップが進みそうで、見てみれば実際そんな感じでした。まあいいか。今は充分な余裕があるし、問題となるようなことはまあないでしょう。

Time Machineの効果

 残念ながら、まだTime Machineの効力を確かめてはいないのです。ファイルが失われるようなこともなかったし、ディスクもまだまだ健康だろうし。だからTime Machineの真価を知るのはまだまだ先のことになりそうです。

 けど、ちょっとだけならその効果を実感しましたよ。それはビジュアル面。Time Machineを起動すると、ディスプレイの内容が下方向に追いやられて、画面には星空がいっぱいに広がります。そして、手前から奥に向かってずらりとフォルダが並んで、その表現は結構ドラマチック。コンピュータに興味を持たない人間が、この映像のダイナミックに、よくわからんがすごいと驚嘆していましたからね。

 今回のバージョンアップ、Leopardにおいてもっとも派手であったのは、疑いもなくこのTime Machineであったと思います。その実態はバックアップという、まさしく縁の下の力持ちであり、けれどこの普通なら目立たずひっそりと働いているような機能に、これほどの見栄えが与えられたということが実に面白いと思います。そして操作のフィールにしても結構悪くない感じで、おそらく使える機能となるでしょう。しかしおかしいのは、バックアップという、本来なら使わずに済ませたい機能が、そのルック&フィールのために使ってみたいという思わせるという逆説的というか不思議な感覚です。実際私にしても、そんなに急ぐ必要がなかったのにハードディスク用意して、Time Machineを使えるようにしてしまった。これは、本当に面白いことであるなあと思います。


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公開日:2007.11.13
最終更新日:2007.11.13
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