シリーズ iBook G4 ららら

iPodにおけるノートについて

 iPodにはノートという機能があって、それはどういう機能かというと、テキストファイルを読めるという、まあそれだけといったらそれだけの機能なんですけどね。けれどこれは結構な可能性を秘めていて、待ち合わせのメモだとか、忘れっぽい電車の乗り換えだとかをテキストにしてiPodに入れておくことができる。必要に応じて閲覧して、メモと違って散らかったりもしないという優れものです。

 さて、実際そのノートリーダ機能はどれほどのものなのでしょうか。

テキストビューアとしてのiPod

 iPodのノート機能に関しては、MYCOM PC WEB新iPodとiTunes4のTIPSを5連発という記事に明るいのですが、それでもちょいと書き出しますと、ファイルサイズは4KBまで、使用可能な文字コードはUTF-16とUTF-8、シフトJISの三種類で、HTMLのアンカータグなんかも使える、とのことです。さらにAppleのiPod関連の開発支援ページに進むと、ノートリーダのユーザーズガイドなんかもあって、これを見てみると、結構HTMLの要素(タグ)をサポートしているみたいであるとか、曲に対してハイパーリンクを作成できたりジャンルの絞り込みをできたりであるとか、高機能であることがわかります。

 さて、私が実際にノートを使ってみた感触はといいますと、悪くないです。結構文字もちゃんと読めますし、けど4KBという制限は思ったよりもきつくて、普通のメールでも二分割する必要がありました。けど、それ以外は結構問題なし。ただ、テキストファイルを用意するのが面倒くさいのが問題、でしょうか(どれほど面倒くさがりやなんだ)。

 Nitram+Nuncaで頒布されているTransNotesみたいなユーティリティアプリケーションを使えば格段に便利になりそうです。けれど、私自身はそれほどノートを利用する機会もないように思っていて、TransNotesが有するような高機能は求めていません。メールの未読の自動転送は私にはオーバーすぎるし、Webページに関しても同様。小説をiPodで読むということもないでしょう。だから、それこそ、自分で作っちまってもいいかなあなんて思っているくらいです。

 作るといっても、テキスト処理できればいいだけなので、Pythonだとかで簡単に実現できそうです。あるいはJavaかなあ。コピーして貼り付けた文章を、40KBごとに切り分けてリンクをつけるだけですから、CGI作る要領です。でも、多分これ作っても自分自身それほど活用しそうにないから、多分作らんだろうなあ。

 だって、私がとりあえず必要としているメモっていったら、梅田中ふ頭間の乗り換え案内メモくらいだもの。当面、それ以外に使う用事はありません。ちなみに、その乗り換え案内メモ、ちょこちょこタグを挿入してみましたが、いい感じに表示されています。とりあえずはtitle要素とp要素しか使ってないんですけどね。


<   >

わたしの愛した機械へ トップページに戻る

公開日:2005.11.13
最終更新日:2005.11.14
webmaster@kototone.jp
Creative Commons License
こととねは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 - 継承 2.1 日本)の下でライセンスされています。